愛媛県で従業員約30名の物流会社を率いるK.Mさん。長年「経験と勘」で回してきた現場に、どうやってAIを根づかせたのか。スパキャリ代表・篠宮が話を聞いた。
篠宮まず、御社の事業と、受講前に抱えていた課題を教えてください。
K.M愛媛で物流会社を営んでいて、従業員は約30名です。配車もドライバーの手配も、長年ベテランの“勘”と、紙・電話・Excelで回してきました。ただ、その担当が休むと現場が止まる。完全に属人化していたんです。いわゆる物流の「2024年問題」以降、ドライバー不足や労働時間の管理も一段と厳しくなり、このやり方では続かないと感じていました。AIが良いらしいとは聞くものの、何から手をつけ、どう“自社の業務”に落とせばいいのか、まったく分かりませんでした。
篠宮AI講座は他にもあります。スパキャリを選んだ決め手は?
K.M「使い方」を教えて終わり、では意味がないと思っていました。私はITの専門家ではないので、“自社の現場に実装する”ところまで一緒にやってほしかった。スパキャリは、まず私の業務を棚卸しして、どこにAIを効かせると一番インパクトが出るかを一緒に設計してくれた。そこが決め手でした。
篠宮実際に、物流のどの業務からAIを取り入れましたか?
K.Mいきなり全部ではなく、“困りごと”の大きい事務作業からです。問い合わせや見積もりへの返信文の下書き、日報・運行記録の入力と要約、過去データからの繁忙期の見通し、求人原稿や荷主向けの提案資料づくり。最近は、配車やルートを考えるときの“たたき台”をAIに作らせて、最終判断はベテランがする、という形にしています。完全自動ではなく、ベテランの勘を「言語化して、誰でも使える形に残す」道具として使っているイメージです。
ベテランの“勘”を、
誰でも使える“仕組み”へ。
篠宮受講して、現場はどう変わりましたか?
K.M一番大きいのは、属人化していた仕事が「誰でも回せる」方向に近づいたことです。事務に追われていた時間が減って、私自身が経営や新しい荷主の開拓に時間を使えるようになりました。現場を数字で見られるようにもなった。大げさに言えば、「勘と人手」だけだった会社が、少しずつ“仕組みで動く会社”に変わってきた——そんな実感があります。
篠宮伴走の中で、印象に残っていることは?
K.M「AIの一般的な使い方」ではなく、“うちの物流の業務だと、こう使う”というところまで一緒に考えてくれたことです。質問すればすぐ反応が返ってくる。経営者の感覚で話が通じるのも、正直ありがたかったですね。
篠宮これからAIを学ぼうとする経営者へ、一言お願いします。
K.M「AIは若い人や専門家のもの」と思い込んでいました。でも、現場を一番分かっているのは経営者です。完璧を目指さず、まずは自社の困りごと一つから始めればいい。やってみて、本当に良かったと思っています。
※本記事は受講生ご本人の体験に基づくものです。記載の内容・変化は個人の経験であり、特定の成果や収入を保証するものではありません。
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